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衝突軽減ブレーキ ~各メーカー何がちがうの?~|新潟柏崎市最大級の軽未使用車専門店「フォーラムムラタ」

2022.6.18  スタッフブログ 

新人カーライフアドバイザー山田です。

今日のブログテーマは”衝突軽減装置””自動ブレーキ””安全装置”など色々な呼称が、更にメーカーごとにも違う名前が付いている自動ブレーキについてです。

カメラやセンサーなどで人や障害物を検知することで事故の軽減や回避する自動ブレーキですが、各メーカーとも仕組みが違ったり、スペックが違うので少し掘り下げてみようと思います!

この記事をきっかけに自動ブレーキについて理解を深めていただければ幸いです。

 

 

1. TOYOTA → Toyota Safety Sense

前方は単眼カメラミリ波レーダーで前方の障害物を検知、後方はレーダーで検知する仕組みです。

特徴は、高い機能性とコストのバランスの良さ。絶妙なバランス感覚で、幅広い車種に搭載しつつ、多機能を実現しています。

 

人や車を検知してドライバーに警報したり、自動ブレーキを行ったりする「プリクラッシュセーフティ

車線のはみだしを防ぐためにステアリングを制御したり、ブザー&ディスプレイ表示でもお知らせしたりする「レーントレーシングアシスト

交差点での停車時、先行車が約4m以上進んでも発進しなかった場合、ブザーとディスプレイ表示でお知らせする「先行者発進告知機能」などなど・・・

様々な機能がありますが、トヨタ全体としては、基本的にドライバーの操作を促すという位置づけの先進安全装備です。

 

あまり自動で運転を支援する、といった印象はないと思います。

2023年現在では2018年から導入された第2世代の「Toyota Safety Sense」がほとんどのトヨタ車に搭載されています。

夜間や自転車運転者の検知や道路標識の読み取りなどより高度な運転支援機能が追加されました。

 

ちなみにトヨタの高級車ブランドであるレクサスには、Lexus Safety System +やLexus Safety System +Aというワンランク上の先進安全装備が採用されています。書き出すとキリがないほど機能が多彩です・・・。

最上級車種であるLSには、Lexus Teammateと名付けられた高度運転支援技術を採用。もはやこれは自動運転では・・・?と思える内容の機能です。

はい、すみません、自動ブレーキから自動運転へ逸脱しそうでしたが戻ります。

自動運転については次回ブログで書いていきますのでその時に詳しく。

 

 

2. HONDA → SENSING

基本的には前方に単眼カメラとセンサー、後方はセンサーで構成されています。

メーカーオプション等でパッケージとしてお選びいただけます。

 

特徴は、自動運転と呼ぶほどではないものの、積極的に運転操作アシストを行ってくれる点。

車道側へのハンドル操作をアシストして回避操作を支援。 その他、衝突軽減ブレーキ、車線はみ出し抑制、誤発進抑制など、先進安全装備として基本的な多くの機能を搭載。

さらに高速道路渋滞時の車間、車線コントロール支援など、さまざまな場面に対応する操作支援も用意されています。

例えば、「歩行者事故低減ステアリング」では、歩行者側の車線を逸脱しそうな場合に、音やディスプレイで警告し、ハンドルの補助を行って回避操作を支援します。

また、「路外逸脱抑制機能」では、路外逸脱しそうな場合に、音やディスプレイで警告し、ハンドルの補助を行って逸脱を抑制します。

さらに高速道路渋滞時のトラフィックジャムアシストでは、先行車との距離や車線位置を保ちながら自動的に加速・減速・ハンドル操作を行ってくれます。

 

これらの機能は、ドライバーの負担やストレスを軽減し、安全性や快適性を向上させることができます。

トヨタと比較すると、「結構操作されてる」という印象があるかもしれません。

 

 

3. SUBARU → EyeSight

スバルの安全装備はアイサイト(EyeSight)と呼ばれています。

レーダーを搭載せず、前方ステレオカメラ、後方センサーで構成されるアイサイトの特徴は、その名の通り人間の目(Eye)と同じ仕組みのステレオカメラによる高い認識機能と制御システムです。

 

人間の目と同じように立体視ができるため、先行車との距離、道路の形状や車線、不意に飛び出す歩行者などを的確に認識します。

最新のアイサイトは「Ver.3」がベースとなっており、後退時に建物の壁や人を検知し、運転者に警告音で知らせたり、ブレーキ制御がはたらいたりして被害を軽減する「後退時ブレーキアシスト」

渋滞時や高速道路の走行時アクセルやブレーキの操作を自動で手助けし、運転時の負担を軽減する「アイサイト・ツーリングアシスト」、「アクティブレーンキープ」などの機能が追加されました。

 

また、2代目「レヴォーグ」や2代目「WRX S4」などの新型車種には「アイサイトX」が搭載されています。

GPSや人工衛星などからの情報と3D高精度地図データを組み合わせることで、レーダーでさえも検知ができない道路情報まで検知する機能が追加されました。

具体的には、ステアリングが長時間握られなかった際にはドライバーに異常が発生したと判断して徐々に減速・停止し、ハザードランプやホーンで周囲に知らせる「ドライバー異常時対応システム」などがあります。

 

 

4. NISSAN → 360°セーフティアシスト

日産の先進安全装備は、360°セーフティアシストの名のもとに、全方位、さまざまなシチュエーションを想定した全部乗せともいえる装備です。

 

前方は単眼カメラとレーダー、センサー、後方はセンサーとあらゆる方向に対して高い検知能力を持ち、他社と同等の基本的な機能はもちろん、車線変更時の側方や後方の車両を検知することができます。

そして、日産といえばプロパイロットという運転支援機能。先進安全装備の高い認識機能を活かし、自動運転に近い制御を可能。搭載車両は限られるものの、高速道路でのハンズフリー運転はもちろん、車外からのリモートコントロールでの駐車機能まで用意されています。

 

現在ではさらに進化したプロパイロット2.0が日産アリアとセレナに搭載。従来のプロパイロットに加えて・・・

前方車の速度よりも自車の速度が少しだけ早いときに、システムが追い越しを提案し、車線変更をアシストする「車線変更追い越し支援

高速道路走行時にナビをセットしたルートに沿って分岐などの走行をアシストする「ナビ連動ルート走行」などの機能が付きました。

主に、高速道路においての運転支援が豊富になったといえるでしょう。

これもまたほぼ自動運転では・・・?と思わせる近未来的な機能が盛りだくさんです。

 

 

5. MAZDA → i-ACTIVSENSE

マツダの先進安全装備は、i-ACTIVSENSE(アイアクティブセンス)です。前方は単眼カメラとレーダー、後方はセンサーというシンプルな構成となっています。

 
最大の特徴は、全車ほぼ同等の機能が装備されている点

全車同等仕様のため、コスト面で止むを得ない面もありますが、そもそも人間が運転を楽しむというメーカーの基本方針を体現した装備となっているのです。

前方のカメラとレーダーで前方車、歩行者、および自転車へ衝突する可能性があると判断したときに、ディスプレイの警告や警告音でお知らせし、衝突を回避できないと判断したときには、ブレーキが作動したり、

後方のセンサーで後方の障害物や左右から接近してきた車を検知し警告やブレーキ作動で被害を軽減したりする「スマート・ブレーキ・サポート (SBS)

走行中では車線の白線 (黄線) を検知して、自車が車線からはみ出す可能性があるときに警報でお知らせする「車線逸脱警報システム」など

前方と後方の安全装備で全方向からの危険を察知し回避する安全技術がアイアクティブセンスなのです。

 

 

6. SUZUKI → Safety Support

前方は単眼カメラとレーダー、ステレオカメラのみ、レーダーのみ、後方はセンサーと、いくつかの方式が採用されています。

 

用意されている機能は、前方の車両や歩行者を検知し、衝突のおそれがあれば音や表示によって警告し、また衝突の可能性が高まると自動で弱いブレーキを作動させる「衝突被害軽減ブレーキ

走行中に左右の区画線を検知して進路を予測し、前方不注意などで車線をはみ出しそうになると、ブザー音などの警報によってドライバーに注意を促す「車線逸脱防止ハンドル操作支援

カメラで先行車との距離を測定し、あらかじめ設定した車間距離を適切に保ちながら加速・減速、さらに停止まで自動追従する「車間距離維持」など充実の装備です。

 

ただし、多くの機能は特定のグレードやオプション扱いとなっていて、全車標準装備ではありません。

全車標準装備の方が分かりやすい面もありますが、価格が安いのも軽自動車やコンパクトカーの魅力。予算と必要性に応じて選択できるのは、軽自動車を作り続けるスズキならではの仕様ともいえます。

 

 

7. DAIHATSU → Smart Assist

ダイハツの安全装備は、スマートアシスト、通称スマアシとよばれる装備で、前方はステレオカメラ、後方はソナーという構成です。

 

衝突回避支援ブレーキ」ではあらかじめ前方の歩行者や車を認識し、衝突の危険性がある際にブザーとメーターで危険を知らせ、それでも事故を回避できない際は段階的にブレーキを踏み、制動力をアシストします。

また、「前後方誤発進抑制」ではアクセルとブレーキを踏み間違えたときにエンジン出力を抑制したり、ブレーキ制御が作動したりして急発進を防いでくれます。

さらに、「車線逸脱抑制」では車線からはみ出しそうなときにブザーとメータで警告しつつ、ステアリング操作をアシストします。

 

このように積極的な運転支援機能も盛り込まれていて、スズキセーフティサポート同様、充実した機能が用意されています。

ただし、車種やグレードによって搭載される機能が異なり、オプション設定となっている場合もあるなど、先進安全装備という視点だと車種選びがやや複雑なのが難点です。 

スズキと同じく、軽自動車やコンパクトカーが中心のダイハツらしく、予算と相談しながら選ぶ必要があります。

 

 

8. まとめ

いかがでしたでしょうか。

自動ブレーキやほかの安全機能、またそれぞれの安全機能の搭載車などはメーカーによって色々あります・・・

しかし、基本として障害物、人、等ぶつからない仕組みは共通しています。各メーカー良いものを作って安全に走行してもらいたい思いは同じです!

仕組みが違ったり考え方の違いで各メーカー開発設計しているのでこのようになっています。

フォーラムムラタの取り扱い車種ではほとんど装備されているので初心者、ご高齢者も安心です!

取り扱い方法など各スタッフ熟知しておりますのでいつでもご相談ください!お待ちしております。

 

 

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