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車のバッテリー:バッテリー上がりのトラブルを防ぐ|新潟柏崎市最大級の軽未使用車専門店「フォーラムムラタ」

2024.3.23  スタッフブログ 

皆様こんにちは。PR担当の増井です。

まだまだ寒い日々が続きますが、春が近づいてきました。

春の運転は気持ちのいいものですが、事故やトラブルが多くなるシーズンでもあります。

その中でも特に多いトラブルがバッテリー系統のトラブルで、新しい職場に向かう際、車がバッテリー上がりを起こしてしまったという経験ないでしょうか。

そこで今回は車のバッテリーに関する基礎知識から、寿命や選び方、交換方法まで、幅広く解説します。

 

1. バッテリーの種類と仕組み

 

バッテリーの種類

 

鉛バッテリー

鉛の電極と希硫酸の電解液から成るバッテリーです。

鉛バッテリーは、自動車産業で最も一般的に使用されるタイプのバッテリーです。主に車両のエンジン始動や電装品の駆動に使用されます。

充電に時間を要しますが、安価であり、製造技術が確立されているため、市場で広く利用されています。

 

リチウムイオンバッテリー

リチウムイオンの電極と有機溶媒の電解液から成るバッテリーです。

近年、リチウムイオンバッテリーは自動車産業で注目を集めています。軽量でありながら高いエネルギー密度を持ちます。

鉛バッテリーの逆で高価ですが、長寿命であり、急速な充電が可能です。

 

ニッケル水素バッテリー

ニッケルと水素の化合物を用いた二次電池です。

鉛バッテリーとリチウムイオンバッテリーの中間の性能を持ち、特にハイブリッド車や電気自動車で使用されています。

高いエネルギー密度と低い自己放電率を持ち、従来の鉛バッテリーよりも性能が向上しています。

 

電気二重層キャパシタ

電気二重層が形成されたコンデンサです。

充放電速度が非常に速く、高い電流密度を持ちます。

長寿命であり、急速な充電が可能です。また、高い効率でエネルギーを貯蔵・放出できます。

 

バッテリーの構造と仕組み

バッテリーは、主に以下の部品で構成されています。

 

  • 電極: バッテリー内で化学反応が起こる場所であり、プラス極とマイナス極があります。
  • 電解液: 電極間の電流の流れを促進する液体です。一般的には希硫酸やリン酸などの溶液が使用されます。
  • セパレータ: プラス極とマイナス極を隔てる絶縁体で、電気が流れることを防ぎます。
  • ケース: バッテリー全体を収納し、保護するためのケースです。

 

バッテリーは、化学反応によって電気エネルギーを蓄えたり、放出したりします。

車のバッテリーは、エンジン始動時にセルモーターに大電流を供給し、発電機が発電を開始するまで車載電装品に電力を供給します

  • 充電: 電流を流すことで、バッテリー内部で化学反応が逆転し、化学エネルギーを蓄えます。
  • 放電: バッテリーが電力を必要とする場合、化学エネルギーが電気エネルギーに変換され、電流が供給されます。

 

2. バッテリーの寿命

バッテリーの平均寿命

車のバッテリーの平均寿命は約2~3年ですが、使用状況や環境によって大きく異なります。特に以下の要因が影響を与えます。

 

  • 気温: 高温や低温はバッテリーの劣化を促進します。特に高温はバッテリーの寿命を短縮させます。
  • 充電不足: バッテリーが常に充電不足の状態にあると、バッテリーの寿命が短くなります。特に短距離走行や頻繁なアイドリングは充電不足を引き起こしやすくなります。
  • 過放電: バッテリーが過度に放電されると、バッテリーの寿命が短くなります。過放電は主にバッテリーの電力が消耗されることで起こります。
  • 振動: 車両の振動はバッテリー内部の構造を損傷させ、寿命を短くします。特に悪路や振動の多い走行状況では注意が必要です。
  • 使用頻度: バッテリーの使用頻度が多いほど寿命が短くなります。特に車両が頻繁に停止し、再起動する場合はバッテリーに負担がかかります。

 

バッテリー劣化の兆候

バッテリーの劣化は、いくつかの兆候によって示される場合があります。

  • エンジン始動が遅くなる: バッテリーの出力が低下し、エンジン始動に時間がかかる場合があります。
  • セルモーターの音が弱くなる: バッテリーの電力供給が不足し、セルモーターの回転速度が低下します。
  • ヘッドライトが暗くなる: バッテリーからの電力供給が不安定になり、電装品の動作に影響を及ぼす場合があります。
  • 電装品が正常に動作しない: バッテリーの電力が不足し、電装品の機能が制限される場合があります。
  • バッテリー警告灯が点灯する: 車両のシステムがバッテリーの異常を検知し、警告灯が点灯する場合があります。

 

3. バッテリー上がりの原因と対処法

 

バッテリー上がりの原因

バッテリー上がりは、さまざまな要因によって引き起こされます。

  • 電装品の使いすぎ: ヘッドライトやエアコン、オーディオなどの電装品の過剰な使用は、バッテリーの消耗を早める原因になります。
  • 充電不足: 車両の発電機が故障したり、アイドリング不足によってバッテリーが充電されない場合、バッテリー上がりが発生します。
  • バッテリー劣化: バッテリーの寿命が来たり、極板が硫化して内部抵抗が増加すると、バッテリーの性能が低下し、バッテリー上がりが発生します。
  • セルモーターの故障: セルモーターが過度の電流を消費したり、故障したりすると、エンジン始動が困難になります。
  • 車両の電気系統の漏電: 車両の電気系統に微弱な漏電がある場合、バッテリーが消耗されてしまい、バッテリー上がりが発生します。

 

バッテリー上がりの対処法

バッテリー上がりに直面した場合、適切な対処法を選択することが重要です。

  • ジャンプスタート: 他の車両のバッテリーから電力を供給し、バッテリーを起動することができます。
  • ブースターケーブル: ブースターケーブルを使用して、別の車両のバッテリーと接続し、バッテリーを充電することができます。
  • バッテリー充電器: 家庭用のバッテリー充電器を使用して、バッテリーを充電することができます。ただし、長期間の放置には注意が必要です。

 

4. バッテリーの選び方と交換方法

ZZR1100C バッテリー交換

 

バッテリーの選び方

車両のバッテリーを選ぶ際には、以下のポイントに注意する必要があります。

  • 車種に合ったバッテリーを選ぶ: 車両メーカーやモデルに適合したバッテリーを選択しましょう。
  • 容量や端子位置などを確認: 車両の仕様に合った容量や端子位置などを確認し、適切なバッテリーを選択しましょう。
  • メーカー、価格、保証なども考慮: バッテリーのメーカー、価格、保証期間なども比較し、最適な選択を行いましょう。

 

バッテリーの交換方法

バッテリーの交換作業は、専門知識が必要です。以下の方法で交換を行うことができます。

  • ディーラーや整備工場に依頼: バッテリーの交換作業は複雑な場合がありますので、ディーラーや専門の整備工場に依頼することが最も確実です。
  • 自身で交換する場合: 自身でバッテリーの交換を行う場合は、車両の取扱説明書や専門のガイドを参考に、正確な手順を守って作業を行いましょう。

 

5. まとめ

いかがでしたでしょうか。

車のバッテリーは、定期的なメンテナンスと適切な使い方によって、寿命を延ばすことができます

電装品の使いすぎに注意したり、定期的にバッテリーの状態をチェックしたりなどできることはたくさんあるので、普段から細心の注意を払うようにしましょう。

 


 

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