皆様こんにちは。PR担当の増井です。
前回、前々回と事故を回避するための機能を紹介していきました。
今回はその第3弾として、駐車時の事故を防ぐ機能を紹介していきます。
駐車場では低速で運転するため、そこまで事故の心配はないと思いがちですが車両事故の3割ほどが駐車場で起きています。
その多くが後退時の運転や死角からの飛び出しが原因であり、それを少しでも防止する機能が多く存在します。
車選びの一つとして参考にしてみてください。
※あくまで自社での調査です
衝突軽減装置に頼る運転などは決して行わないようにお願いいたします。
下記性能等は自社での調査になりますので各メーカーでの正式な回答ではありません。
事故、故障等一切の責任を負いかねますのでご了承の上お読み下さい。
駐車機能の比較
今回比較するのは
①踏み間違い抑制機能
前方や後方の障害物を検知し、アクセルとブレーキの踏み間違いなどといった操作ミスによる事故を防ぐ
②駐車を助ける機能
カメラなどで駐車位置を投影、認識しスムーズな駐車をサポートする
③障害物を回避する機能
ソナーやセンサーなどで人やその他障害物の接近を知らせ、衝突を防ぐ
この駐車場でよく使う、もしくはあれば便利な機能3つを紹介します。
そして今回はメーカーでまとめて紹介していきます。
1. トヨタ
まずは、トヨタの駐車機能を紹介していきます。
①パーキングサポートブレーキ
前方、後方のセンサーと自車速度の検知機能で急発進を防ぐ機能です。
前後約3m以内の障害物を検知し、前後発進時に力強くアクセルを踏んでしまったときに加速を抑制する機能
後退時、5km/h以上が出たときに速度が出すぎないように加速を抑制する機能
駐車場内(約30㎞/h以下)での急加速を抑制する機能
この主に3つの機能を装備しております。
特にポイントなのが超音波センサーで前方、後方の障害物を検知するところ
カメラではなく超音波センサーなのでガラスなどの透明な物質も検知することができます。
この装備で踏み間違いによる事故の60パーセント以上を回避することができる優れものです。
②トヨタチームメイト アドバンスドパーク
ステアリングや加減速を制御しながら、駐車操作をアシストしてくれる機能です。
駐車したいスペースの近くに停車してアドバンスパークスイッチを押すと、駐車場所を検知し、音声ガイドに従って操作することで駐車を半自動的に行ってくれます。
区画線を検知して駐車をするため、幅が狭い並列駐車や縦列駐車といった難易度が高い駐車も簡単です。
さらに、路面模様をカメラに記憶させておくことで区画線がない家での駐車もしてくれるため普段使いでも利用できます。
専用のアプリを使うとスマートフォンから遠隔で駐車を行うことができ、乗り降りが難しいところでも駐車できる近未来的な機能になっています。
③パーキングサポートブレーキ
先ほど①で出てきた超音波センサーですが前方、後方のセンサーだけでなく側方のコーナーセンサーが前と後ろに装備されています。
これにより進行方向だけでなく車両周辺全体の障害物を検知し人や柱などの障害物の接近を知らせるだけでなく、ぶつかる危険があるときに衝突軽減ブレーキを掛けます。
2. ホンダ
続いて、ホンダの駐車機能を紹介していきます。
①踏み間違い衝突軽減システム
フロントバンパーに備えられているセンサーで前方の障害物を検知し加速を抑制する機能です。
前方の障害物を検知するとランプとブザーで警告し、その状態からアクセルペダルが強く踏み込まれると加速を抑制します。
また、後退時にはアクセルペダルが強く踏み込まれたり、時速5㎞を超えると同様にして加速を抑制します。
②マルチビューカメラシステム
カメラが周りの景色をナビゲーション画面に映し出し、ドライバーの死角を補うことで運転の疲れを和らげる機能です。
車速20km/h以下での走行時にカメラスイッチを押すと、フロントカメラ、サイドカメラ、リアカメラの映像が(切り替えることで)確認できます。
また、このカメラ映像を合成させたグラウンドビューでは自車を上空から見下ろしたような映像を表示させることができます。
区画が著しく狭い駐車スペースもグラウンドビューを確認することで比較的簡単に駐車することができます。
③パーキングセンサーシステム
車両前方と後方に搭載したソナーセンサーが、周辺の障害物を検知し警告する機能です。
3か所ずつフロントセンサーとリヤセンサーが搭載されており、前後方の死角にある障害物を見逃さずにお知らせします。
障害物に近づけば近づくほど警告音が速くなるようになっており、衝突軽減システムと合わせると、障害物による事故を大幅に減らすことができます。
3. スバル
続いて、スバルの駐車機能を紹介していきます。
①AT誤発進抑制制御
停車中や徐行中に障害物やアクセルペダルの必要以上の踏み込みをシステムが認識し、車の発進や後退を緩やかにする機能です。
前方のセンサーと前述したアクセルペダルにより制御が働き、この機能が作動するとブザーやディスプレイなどでお知らせします。
また、後退時では後退速度リミッターが備え付けられており、設定した速度(時速20㎞以下)より速くならないようアクセルを制御します。
②デジタルマルチビューモニター
フロント、サイド、リアに設置されたカメラの映像を表示し、運転席から見えない部分をカメラで補うことで駐車をサポートする機能です。
上空から見た映像や後方の映像だけでなく、ドアミラーでは確認できない横からの映像や上空の映像と合わせて確認可能である斜め上からの映像も合わせてより安全性が高まっています。
幅寄せ駐車や狭い駐車幅において正確で安全な駐車をサポートしてくれます。
③SRVD(後側方警戒支援システム)
前方の障害物はAT誤発進抑制制御によって認識しますが、
後方の障害物は車体後部に内蔵されたセンサーによって検知し、衝突の危険があるとシステムが判断した場合ドライバーに注意を喚起します。
特に道路に面している駐車場からバックで道路に合流するような場面において、左右から接近している車両に対してお知らせしてくれるため非常に便利です。
4. 日産
続いて、日産の駐車機能を紹介していきます。
①、(③)踏み間違い衝突防止アシスト
低速走行時に、進行方向に障害物、車両や歩行者を検知し、被害を軽減する機能です。
万一ブレーキ操作が遅れ障害物と衝突する危険を察知したり、アクセルをブレーキと間違えて踏みこんでしまったときにドライバーにメーター内の表示と警告音で警告します。
また、ドライバーによる回避措置が間に合わないとシステムが判断した場合にはアクセルの制御およびブレーキがかかり衝突を回避します。
ソナーによる超音波によって検知を行うため、ガラスなどの透明な物質も検知することができます。
②、(③)インテリジェント アラウンドビューモニター
車両に取り付けられている前後左右のカメラの映像を合成し、自車を上空から見下ろしたような映像をディスプレイに表示する機能です。
ホンダのマルチビューカメラシステムと同様に区画が著しく狭い駐車スペース比較的簡単に駐車することができます。
また、停止時および発進時にカメラが車両周囲の人や車両を検知すると、ディスプレイへの表示と音でドライバーにお知らせします。
この機能により、駐車中にもし人が飛び出してきたとしても、お知らせしてくれるので安心して駐車ができます。
③踏み間違い衝突防止アシスト
機能は前述したとおりです
5. スズキ
続いて、スズキの駐車機能を紹介していきます。
①誤発進抑制機能/後方後発進抑制機能
停車中や徐行中に前後方の障害物を検知し、エンジン出力を抑制する機能です。
前方はステレオカメラ、レーザーレーダー、超音波センサーで、後方は超音波センサーで3メートル以内の障害物を検知します。
検知後にアクセルペダルを踏んだとしても、ブザーやメーターの点滅でお知らせするとともに、エンジン出力を自動的に最長5秒間抑制してくれるため踏み間違いによるほとんどの事故を防いでくれる機能です。
②,③全方位モニター
車に取り付けられているカメラで車両の位置と周りの映像で駐車をサポートする機能です。
クルマを真上から見たような映像や助手席側のサイド映像など、視点を切り替えて表示。さまざまなアングルで視界をサポートします。
真上から見たような映像+前方や後方、サイドの映像を同時にディスプレイ上に表示することで、死角上の障害物をより視認することが可能になりました。
駐車時だけでなく見通しの悪い交差点でも死角から飛び出してくる歩行者を視認することができます。
6. ダイハツ
最後にダイハツの駐車機能を紹介していきます。
①ペダル踏み間違い時加速抑制装置「つくつく防止」
車の前方と後方のソナーで障害物を検知し、急発進を抑制する機能です。
駐車場などの低速走行時において約3メートル先の壁を認識し、アクセルペダルが強く踏み込まれたときに作動します。
約8秒間エンジンの出力が抑制されてスピードが出ない状態になります。
警告音やインジケーターでお知らせするため、コンビニの駐車場やスーパー店舗前の駐車場に停める際、間違ってアクセルペダルを踏んでしまってもぶつかる前にブレーキを作動させることができます。
②スマートパノラマパーキングアシスト
車体の前後左右に搭載されているカメラで駐車スペースを認識し注射をアシストする機能です。
車を駐車したい白線のある枠の横に停車させ、スイッチを押すことによって音声ガイダンスが流れます。その指示に従ってアクセルとブレーキを操作することによって簡単に駐車が完了するシステムです。
狭い駐車場だけでなく縦列駐車にも対応しているため、駐車が苦手な方でも簡単に駐車が可能です。
③パノラマモニター、RCTA(リヤクロストラフィックアラート)
前後左右に搭載されたカメラとブザー音で死角からの車両や人への衝突を回避する機能です。
パノラマモニターでは、周囲の映像をナビ上に表示することで運転席からは見えない死角を確認することができるようになります。
前方や左右の物陰から接近してくるときでもカメラでとらえることができるので安心です。
駐車場内のすれ違いや幅寄せでも左右のカメラで周りが見えるようになります。
RCTAでは、後方を横切る車両を検知してインジケーターやブザーで接近をお知らせします。
駐車場をバックで出るときに、左右の車両で物陰になっているところからの車の接近にも対応し、後退時の恐怖心を払拭します。
7. まとめ
いかがでしたでしょうか。
駐車場は狭い場所を運転することになるため、特に死角に対して意識が向かなくなります。
運転に自信のない方はどうしても焦ってしまいがちなのでこういった駐車時の機能を利用して操作を正確に行うことで事故防止だけでなくストレスフリーの運転ができるでしょう。
しかし、前回も前々回も述べましたが完全に事故を防止してくれるわけではありません。
必ず自分の目で安全確認を行い、ペダルやハンドル操作を行うようにしましょう。
今回出てきた安全機能の搭載車種や取扱方法などフォーラムムラタでご説明、ご相談承っております。いつでもご相談ください!お待ちしております。
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