皆様こんにちは。PR担当の増井です。
春も終わり、梅雨のシーズンとなりました。
雨が強くなると車の運転も一段と危ないものになりますね。
そんな雨の日の運転に必須ともいえるのがドライバーの視界を確保するために用いる車のワイパーです。
しかし、車のワイパーは消耗品であるため定期的にお手入れや交換をする必要があります。
逆に劣化したワイパーを使ったまま運転していると、雨粒を拭き取ることができなかったり、作動させたときに異音がしたりすることもあります。
そこで今回はそんなワイパーを少しでも長く使うポイントや、メンテナンス方法などワイパーのあれこれについて詳しく解説していきます。
1. ワイパーの構造について
まずはワイパーの構造について簡単に説明していきましょう。
ワイパーは主に動力を伝えるワイパーアームと窓ガラスの水滴を拭き取る部分であるワイパーゴム、ワイパーアームとワイパーゴムの間に取り付けるワイパーブレードの3つで構成されています。
ワイパースイッチをオンにするとその動力がワイパーアームに伝わって動き、ワイパーアームに取り付けられているワイパーブレードがその力をワイパーゴムに伝え、ガラスを拭き取っているという仕組みになっています。
2. ワイパーの劣化
先程紹介した3種の構成部品ですが、劣化により何が起こってしまうのでしょうか?
ワイパーアーム
ワイパーアームは太陽光や雨などによる経年劣化の他、強風時での使用や洗車時での乱暴な使用などが劣化の原因として考えられます。
ワイパーアームは特に保護される部分もないため経年劣化が起こると塗装がはがれ、見栄えが悪くなったり、金属部分がむき出しになることで錆が付きやすくなったりします。
また、強風時での使用が続くなど衝撃を与えたりするとアームが曲がり、正しく拭き取れなかったり、最悪異音が発生したりします。
ワイパーゴム
ワイパーゴムは太陽光などの熱やワイパーを使用するときにかかる力などの他にはガラスに付着したゴミや砂、花粉などを拭きとることによりゴムに傷がつくことなどが挙げられます。
変形、劣化したワイパーゴムは雨粒を十分に拭き取る力を失っています。この状態で雨天走行をすると視界を確保できません。
ワイパーブレード
ワイパーブレードも他の2つと同じように雨雪や風などにより、錆やがたつきが起こることによる劣化が多いです。
ワイパーゴムが問題なくてもブレードにガタが来ていたら拭き残しが多くなる、ムラができるなどといった問題が起こり、劣化がひどくなってくると異音がするようになります。
3. ワイパーを長持ちさせる(正しい)使い方
前述したとおり車のワイパーは経年劣化するものです。そのため定期的にワイパーは交換する必要があるのですが、少しでも長く使えると費用も抑えられてお得ですよね。
ワイパーを長持ちさせるには、その正しい使い方を知らなければなりません。ここではそんな正しい使い方を解説していきます。
乾いた状態でワイパーを使わない。
まず、ワイパーを雨粒がついていない乾いた状態で使うのは厳禁です。前述したとおり、ワイパーゴムはガラスに付着したゴミや砂で傷つきやすくなるのですが、乾いた状態で使うと、ガラスについているゴミや砂がワイパーゴムにほとんど付着しワイパーゴムを傷つけてしまいます。
また、窓に汚れがついているため、その汚れを取ろうとワイパーを動かすのもワイパーゴムが傷つく原因となります。
ワイパーを使うタイミングとしては、雨が降り出してから少し時間を置き、ある程度雨粒がガラスについてきたら使うのがベストな使い方です。
また、汚れを取るためにウォッシャー液を使う場合は、しっかりと窓ガラスに水滴を吹き付けてから使うようにしましょう。(少ししか液を出さないと、ワイパーゴムが傷つくだけでなく白い筋が残る原因にもなります。)
雪や霜がついているときにワイパーを動かさない
雪や霜などがついているときにワイパーを動かすのもワイパーが壊れる原因となってしまいます。雪の重みや霜の表面の摩擦などでワイパーアームやブレードが変な方向に力が加わってしまい変形してしまいます。また、ワイパーゴムもその力で傷ついてしまい短期間で使い物にならなくなってしまいます。
窓ガラスに積もっている雪はある程度は雪かきで落としてしまい、残った雪や霜は無理にワイパーを動かしたり、熱湯をかけたりせずに、デフロスターや解氷スプレーを用いて溶けるまで待ちましょう。
雪の日はワイパーを立てておく
また、雪の日はワイパーを立てておくのも、ワイパーを保護する方法の一つです。
ワイパーを下ろしたままにしておくとフロントガラスとワイパーが寒さによって凍って張り付いてしまいます。その状態でワイパーを動かすとワイパーゴムがちぎれてしまう恐れが出てきます。
また、ワイパーを立てておくと雪かきをするときに、ワイパーに道具をぶつけずに作業ができるためおすすめです。
しかし、豪雪の場合は、ワイパーを立てておくと雪の重みで逆に負荷がかかってしまうことがあります。その時の降雪量に応じて判断するようにしましょう。
定期的にワイパーやガラスを拭き取る。
フロントガラスやワイパーゴムにはワイパーを利用していなくてもゴミや砂が付くことが多いです。それをきれいに拭き取ることでワイパーやガラスが痛むことがなくなります。
その詳しいお手入れ方法は次で解説していきます。
4. ワイパーのメンテナンス方法
ワイパーを少しでも長く利用するためにワイパーを掃除することが大切です。しかしガソリンスタンドの機械の洗車だけではワイパー細部まで洗うことはできないので、その洗車後や家での洗車時にワイパーを洗ってあげましょう。
掃除の時期としては、車の洗車と同じ1ヶ月に1回の頻度で掃除してあげるのがいいと思います。
ワイパーの掃除道具
定期的に行うワイパーの掃除ですが、ここでの手入れは特別な道具は必要ありません。
・カーシャンプー
・洗車用のスポンジ
・マイクロファイバークロス
・水洗い、すすぎ用のシャワー
これらの道具があれば、十分に汚れを落とすことができます。
ワイパーの掃除手順
ワイパーは非常に繊細な道具です。ここで無理な掃除方法を行ってしまうと、かえってワイパーを傷つけ寿命が短くなってしまいます。正しい掃除方法や手順で掃除を行い効果的に掃除を行っていきましょう。
1⃣ワイパーを立てて水洗いをする
まず、ワイパーを掃除しやすくするためワイパーを立たせてあげましょう。
立たせた後、ワイパー全体を軽く水洗いしていきます。ワイパーアームやブレードだけでなくワイパーゴムも洗い流してあげましょう。
ここで取り除くのは主にワイパーについている砂やホコリなので、軽く洗い流すだけで大丈夫です。この時に高圧洗浄機などの勢いの強いシャワーを用いてしまうと、水圧でワイパーが曲がってしまいアームやブレードを痛める原因になります。ここでのシャワーは花に水を上げるような水勢が強くないものなどを用いて優しく洗うことを意識しましょう。
2⃣カーシャンプーで汚れを落とす。
水洗い後は汚れを落とす作業になります。洗車用のスポンジにカーシャンプーを付け、優しく拭いてあげましょう。
ここでは、水洗いで落ちなかった細部にあるゴミや砂の他に水垢も落としてあげる必要があります。しかし、数回軽く拭くだけで十分落ちます。きれいにしようとして無理にゴシゴシこすってしまうとワイパーが傷ついてしまいます。
また、スポンジで拭いている際に黒い汚れのようなものが付くことがあります。これはワイパーの耐久性を高めたり、汚れを付着しにくくしたりする効果のある「カーボン」で、ワイパーゴムについています。
この黒い汚れのようなものを気にして強くこすると、そのカーボンがすり減ってしまいワイパーの機能が低下してしまうことがあります。汚れを落とすときはとにかく丁寧に掃除をしてあげましょう。
3⃣すすぎ洗いをする
軽く拭き終わったら、すすぎ洗いをしてあげましょう。
ここでも強い水勢のものを使わないなど、優しく洗い流すことはもちろんなのですが、カーシャンプーを残さず洗い流したいため少し長い時間洗ってあげるのが重要です。ここでカーシャンプーが残ってしまうとその成分でワイパーゴムの劣化を早めてしまう恐れがあります。
4⃣マイクロファイバークロスで拭く
最後にマイクロファイバークロスで水分を取り除きましょう。
傷つかないようにここでも丁寧に拭き上げるのがポイントです。
5. ワイパーの交換
前述の掃除を行ってもきれいに雨粒を拭き取れない場合や、ワイパーから異音がする場合はワイパーを交換するタイミングになります。
一般的にワイパーアームとブレードは1、2年に1回、ワイパーゴムは半年に1回のタイミングで交換する必要があります。
ワイパーブレードとワイパーゴムの交換は専用の工具を使う必要がなく、手作業で行うことができます。(輸入車などは特殊な工具を用いることがあります)ワイパーアームの交換にはボルトを外すためのレンチが必要になりますが比較的簡単に交換することができます。
ワイパーの交換方法
(ワイパーブレードとワイパーゴムの場合)
1⃣ワイパーを上げる
まずはワイパーを上げ、車のワイパーブレードを外せる状態にします。
2⃣ワイパーブレードを外す
ほとんどの車はワイパーアーム先端のストッパーをつまみながらスライドさせてブレードを外します。
取扱説明書に車種別のブレードの外し方がありますので詳しくはそちらをご覧ください。
3⃣ワイパーブレードからワイパーゴムを外し、新しいものを取り付ける。
(ワイパーブレードとワイパーゴムを同時に交換する場合はこの操作は不要)
ブレードを抑えて、ゴムを一方向に力をかけてスライドさせて取り外します。
交換するものなのでゴムは力をかけても問題ありませんが、ブレードを残す場合はブレードを傷つけないようにしましょう。
外した後は新しいワイパーゴムを取り付けます。
ワイパーゴムには向きがあるので、形状を見ながら溝に沿って奥まで正しくはめ込むようにしましょう。
4⃣ワイパーブレードを取り付ける
外した時とは逆の手順でワイパーブレードをアームに接続していきます。
接続部をよく見ながら音が鳴るまでしっかりと取り付けてください。
(ワイパーアームの場合)
1⃣ワイパーアームの先端の位置をテープなどでマーキングする
アームを外す前にワイパーを交換前と同じ位置に取り付けるためのマーキングをしておきましょう。付けなおすときに作業が簡単になります。
2⃣根元のカバーを外し、ボルト、ワイパーアームを外す
ボルト保護用のキャップがかぶさっている場合は、それを取ってからレンチを用いてボルトを外します。
ボルトが外れたら、ワイパーアームを慎重に取り外します。これを窓ガラスにぶつけてヒビが入るということもあるので気を付けましょう。
3⃣ワイパーブレードを取り外す
(ワイパー全体を一度に交換する場合はこの操作は不要)
前述の通りにワイパーブレードを取り外します。
4⃣ワイパーアームを取り付ける
ワイパーアームとボルト、カバーを逆の手順で取り付けていきます。
この時先程マーキングしたところと同じ位置に先端が来るように調整します。
また、ブレードを取り外した場合は、前述したとおりにブレードを装着してください。
一般的に車のワイパーはアームであれば2,500円~5,000円程度、ワイパーブレードやゴムであれば1,000円~3,000円程度かかります。車種によってそのサイズや系統は異なってくるので自分の車に適応するかどうかを十分調べてから購入するようにしましょう。
また、整備工場やディーラーに依頼する場合は費用が1,000円ほどかかりますが、自車に適したものを取り付けてもらえるので、交換が手間だと感じたらお近くのお店に依頼しましょう。
6. まとめ
いかがでしたでしょうか。車のワイパーはドライバーの安全を守るアイテムです。これが劣化などにより機能を失うと、事故のリスクが大幅に上がってしまいます。
そのためメンテナンスや交換を怠らないことが大切になってきます。
また、先ほど紹介したワイパーの交換はフォーラムムラタでも取り扱っております。
ワイパーの交換ができるか不安、どのワイパーを購入すればいいか分からない、などなどワイパー関係で不安なことがありましたら店頭まで足を運んでいただけたらと思います。
それでは、雨の日の運転には注意して安全なカーライフを楽しみましょう。
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