皆様こんにちは。PR担当の増井です。
車検は、私たちの愛車を長く、安全に乗り続けるための大切なステップです。
多くの方にとって、車検は少し面倒に感じるかもしれませんが、このプロセスには大きな意味があります。
例えば、日々の運転では気づきにくいタイヤの摩耗やブレーキの劣化も、車検を通じてチェックされ、必要に応じて修理や交換が行われます。
そこで今回は、車検前に自分でできる簡単な点検から、プロフェッショナルに任せるべき重要なチェックポイントまで、幅広くご紹介します。
目次
1. 車検とは何か?
車検は、私たちの車が安全に公道を走れるよう、定期的に行われる法的な検査です。
この検査は、車両が交通法規と環境基準に適合していることを確認し、ドライバーと他の道路利用者の安全を守るために重要な役割を果たします。
車検では、車の構造や装備が法令で定められた基準に適合しているか、また、維持管理が適切に行われているかがチェックされます。
具体的には、ブレーキやヘッドライト、タイヤなどの安全に関わる部品が法定の基準を満たしているかが検査され、排気ガスの測定も行われます。
車検の法的要件
車検を受けるためには、車検証、自賠責保険証、納税証明書などの書類が必要です。
これらの書類は、車が法的な基準に沿って運用されていることを証明するために不可欠であり、車検の際には欠かせません。
車検証は車両の登録情報を示し、自賠責保険証は事故発生時の補償を保証します。
納税証明書は、車両税が支払われていることを証明するもので、これらの書類が揃っていないと車検を受けることができません。
また、車検時には、車両の状態を示す点検記録簿の提出も求められます。
車検の頻度とタイミング
新車の場合、初回の車検は3年後に行われ、その後は2年ごとに車検が必要です。
車検の準備は、期限の1ヶ月前から始めることが推奨されます。
この期間に、車の状態をチェックし、必要な修理やメンテナンスを行うことで、車検当日にスムーズに検査を受けることができます。
また、車検のタイミングは車検証に記載されており、期限を過ぎると公道を走行することができなくなるため、注意が必要です。
車検費用の内訳
車検費用は、法定費用と整備費用に分かれます。
法定費用は、自動車重量税、自賠責保険料、印紙税などが含まれ、これらは車種や排気量によって異なりますが、基本的に固定されています。
一方、整備費用は車の状態によって変動し、事前の点検により必要な整備が明確になるため、不要な修理を避けてコストを抑えることが可能です。
また、車検代行サービスを利用する場合は、その手数料も考慮する必要があります。
2. 自分でできる車検前点検
車検前に自分で行う点検は、車検当日のスムーズな進行だけでなく、日常の安全運転にも寄与します。
基本的なチェックポイントを押さえることで、車検時に不測のトラブルを避け、また、日々のドライビングをより安心して楽しむことができます。
タイヤとブレーキの状態確認
タイヤは車の性能と直接関連する部分であり、安全運転のためには適切な状態を維持することが必須です。
タイヤの溝の深さをチェックし、法定の摩耗限界(溝の深さが1.6 mm以上)を超えていないか確認してください。
また、タイヤの空気圧が適切かどうかも重要なチェックポイントです。
空気圧が不足していると、燃費の悪化やハンドリングの低下を招く可能性があります。
ブレーキに関しては、ブレーキパッドの厚みを確認し、摩耗が進んでいないかをチェックします。
ブレーキパッドは、安全な停止距離を確保するために重要な役割を果たします。
ブレーキの効きが悪い、異音がするなどの症状があれば、専門のメカニックに相談することをお勧めします。
エンジンとバッテリーのチェック
エンジンは車の心臓部とも言える重要な部品です。
エンジンオイルの量や質をチェックし、必要に応じて交換することで、エンジンの性能を維持し、長寿命化につながります。
また、エアフィルターや燃料フィルターの汚れも点検し、エンジンがクリーンな空気と燃料を取り込めるように保つことが重要です。
バッテリーに関しては、端子の腐食やバッテリー液の減少がないかを確認し、必要であれば清掃や補充を行います。
バッテリーの充電状態もチェックし、エンジン始動時に問題がないかを確認することが大切です。
照明の機能テスト
車の照明は、夜間の視認性や他のドライバーとのコミュニケーションに不可欠です。
ヘッドライト、テールライト、ブレーキライト、ウィンカー、ハザードライトなど、すべての照明が正しく機能しているかを確認しましょう。
点灯しないライトがある場合は、電球が切れているか、配線に問題がないかをチェックします。
また、ヘッドライトの調整が適切かどうかも重要で、他のドライバーの視界を妨げないようにする必要があります。
3. プロに依頼する点検項目
車検前の点検では、自分では判断しづらい専門的な項目もあります。
これらは、安全性を確保するためにも、プロのメカニックに依頼することが最善です。
車体の安全性評価
車体の安全性評価は、車検の中でも特に重要な点検項目です。
フレームの歪みやサビ、溶接部の損傷など、車体の構造に関わる問題は、ドライバーの安全に直結します。
プロのメカニックは、これらの問題を専門的な機器を使って詳細に検査し、必要に応じて修理や補強を行います。
また、事故歴がある車の場合、隠れたダメージが残っていないかもしっかりとチェックされます。
排気ガスの測定と環境基準
排気ガスの測定は、車から排出される有害物質の量をチェックすることで、環境への影響を評価します。
このテストでは、一酸化炭素(CO)、炭化水素(HC)、窒素酸化物(NOx)、および粒子状物質(PM)などの排出レベルが測定されます。
日本では、特に厳しい排出ガス基準が設けられており、これらの基準を満たすことが車検の合格には不可欠です。
プロのメカニックは、専用の機器を使用してこれらの測定を行います。
もし基準を超える排出がある場合は、エンジンの調整や触媒コンバーターの交換など、適切な修理を提案します。
これにより、車は環境基準に適合し、車検に合格するだけでなく、日常の運転でも環境に優しい状態を維持することができます。
サスペンションとアライメントのチェック
サスペンションシステムは、道路からの衝撃を吸収し、安定した走行を支える役割を果たします。
プロのメカニックは、ショックアブソーバーやストラットが適切に機能しているかを確認し、必要に応じて交換を行います。
また、サスペンションの各部品の緩みや損傷もチェックされます。
アライメントは、タイヤが適切な角度で路面に接触しているかを保証するもので、タイヤの偏摩耗やハンドリングの問題を防ぎます。
アライメントがずれていると、車の走行が不安定になったり、タイヤの寿命が短くなったりするため、定期的な調整が推奨されます。
プロのメカニックは、専用の機器を使用してアライメントを正確に測定し、必要に応じて調整を行います。
4. 車検をスムーズに進めるコツ
車検は、適切な準備をすることで、スムーズかつ迅速に進めることができます。
ここでは、車検を効率的に進めるための事前準備についてのアドバイスをご紹介します。
必要書類の整理と事前準備
前述しましたが、車検を受ける際には車検証、自賠責保険証、納税証明書などの書類が必要です。
これらの書類は、車検のプロセスをスムーズに進めるために不可欠なものであり、事前に整理しておくことが重要です。
また、車検代行サービスを利用する場合は、委任状やサービス契約書などの追加書類が必要になることもあります。
これらの書類を整理し、車検の日程に合わせて準備しておくことで、当日の手続きを迅速に行うことができます。
車検当日の流れと注意点
車検当日は、以下のステップに従って進行します。
①車検場への到着
予約時間に遅れないように、余裕を持って車検場に到着しましょう。
②書類の提出
必要書類を車検場のスタッフに提出します。事前に書類を整理しておくとスムーズです。
③車両の検査
車検技術者が車両の安全性や環境基準に関する検査を行います。
④結果の報告
検査後、車検技術者から検査結果について報告を受けます。問題がある場合は、修理や再検査の必要があります。
⑤書類の受け取り
車検が完了したら、新しい車検証を受け取ります。
注意点としては、以下のことを心掛けてください。
予約時間の厳守
遅れると他の予約に影響を及ぼす可能性があるため、時間厳守で行動しましょう。
書類の確認
提出する書類に不備がないか、事前に再度確認しておきましょう。
検査結果の理解
車検技術者からの報告をしっかりと理解し、必要な対応を確認しましょう。
これらのポイントを押さえることで、車検当日をスムーズに過ごし、安全な車の維持につなげることができます。
5. まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、車検の法的要件、自分でできる点検項目、プロに依頼すべき点検項目、そして車検をスムーズに進めるためのコツを解説していきました。
適切な準備と知識を持ち、安全で快適なカーライフをお過ごしください。
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