
皆様こんにちは。PR担当の増井です。
雨の日の運転は、晴天時とは比較にならないほどリスクが高まります。
視界不良、路面のスリップ、歩行者の予測不能な動きなど、危険因子が複合的に重なるためです。
しかし、通勤や外せない用事などで、どうしても雨天時に運転しなければならない状況は誰にでも起こり得ます。
そこで今回は、雨の日に安全運転を心がけるために、押さえておくべきポイントを詳しく解説します。
目次
1. 雨の日の事故発生率は晴天時の数倍!原因を知り対策を
首都高速道路の調査によると、
雨天時の1時間あたりの接触事故発生件数は晴天時の約7倍、
雨天時の1時間あたりの死傷事故発生件数は晴天時の約4倍に増加するというデータがあります。
晴天時と比べて雨天時の運転がいかに危険であるかを物語っていますね。
この事故の主な原因は主に、路面のスリップ、視界不良、そして歩行者やバイクの行動変化が挙げられます。
路面のスリップ

雨で濡れた路面は、晴天時よりも摩擦力が大幅に低下し、タイヤが滑りやすくなります。
これにより、ブレーキを踏んでから車が停止するまでの距離(制動距離)が著しく伸びてしまいます。
例えば、時速40kmで走行している場合、晴天時の制動距離は約11mですが、雨天時には約16mと1.5倍近く伸びます。
時速60kmでは、その差はさらに顕著になり、晴天時が約17mに対して雨天時は約50mにも達します。
つまり、晴天時と同じ感覚でブレーキを踏んでも、雨天時では停止しきれずに事故につながる可能性が高まるのです。
また高速道路などスピードが出ている時には、ハイドロプレーニング現象にも注意が必要です。
これは、タイヤと路面の間に水が入り込み、タイヤが水の上を滑るように浮いてしまう現象です。
ハイドロプレーニング現象が起こると、ハンドルやブレーキが全く効かなくなるため、車は制御不能に陥ります。
特に、水たまりができやすい道路や、スピードを出し過ぎた場合に発生しやすいため、注意が必要です。
視界不良

雨天時の視界不良も、事故の大きな原因となります。
雨滴がフロントガラスに付着し、視界がぼやけるだけでなく、光の反射によって対向車や標識が見えにくくなることもあります。
特に、夜間や薄暮時には視界が著しく悪化し、運転の難易度が格段に上がります。
視界が悪い状況では、ドライバーの認知や判断が遅れ、危険回避が間に合わなくなるリスクが高まります。
歩行者やバイクの行動変化

雨天時には、歩行者やバイクの行動の予測も難しくなります。
傘を差した歩行者は、視界が狭まりがちで、車の接近に気づきにくいことがあります。
また、雨に濡れた路面でバイクがスリップしたり、急なハンドル操作をしたりする可能性もあります。
これらの行動変化を予測し、十分な注意を払うことが重要です。
2. 雨天時の運転のポイントとは?
雨天時の運転では、特に以下のようなポイントに気を付けて運転する必要があります。
スピードを抑える

最も重要なのは、スピードを抑えることです。
前述の通り、雨天時は制動距離が伸びるため、晴天時と同じスピードで走行するのは非常に危険です。
先程の制動距離の話を例に出すと、晴天時の時速60kmの制動距離と、雨天時の時速40kmの制動距離はほぼ同じです。
つまり、スピードを抑えることで、晴天時と同等の安全性を確保できるのです。
車間距離の確保

車間距離も、晴天時よりも大幅に広げる必要があります。
路面が滑りやすく、急ブレーキが効きにくいため、前方の車が急停止した場合に備えて、十分な距離を確保することが重要です。
特に高速道路では、車間距離が短いと、重大な事故につながる可能性があります。
晴天時の2倍以上の車間距離を確保することを心がけましょう。
早めのライト点灯

視界が悪い雨天時には、早めのライト点灯が重要です。
雨天時には昼間でも薄暗くなることが多いため、自車の存在を周囲に知らせるために、ライトを点灯しましょう。
最近の車はオートライト機能が付いていますが、雨天時の薄暗さでは点灯しない場合もあります。
3. 雨天時の車両整備:ワイパー、タイヤ、ブレーキのチェック
雨天時の安全運転には、運転技術だけでなく、車両の整備も欠かせません。
特に、ワイパー、タイヤ、ブレーキは、雨天時の安全性を左右する重要な要素です。
ワイパーの確認

ワイパーは、視界を確保するために非常に重要な役割を果たします。
ワイパーのゴムが劣化していると、水滴をうまく拭き取れず、視界が悪化します。
定期的にワイパーの動作を確認し、拭き取りが不十分な場合は、早めに交換しましょう。
詳しいワイパーの使用方法や掃除、交換方法などはこちらのブログで取り上げておりますので合わせてご覧ください。
タイヤの溝の確認

タイヤの溝も、雨天時の安全性に大きく影響します。
タイヤの溝が浅くなると、排水性が低下し、ハイドロプレーニング現象が起こりやすくなります。
タイヤの溝が十分に残っているか、定期的に確認しましょう。
特に、スリップサインと呼ばれる摩耗限度を示すサインが出ていたら、すぐに交換が必要です。
ブレーキの確認

ブレーキも、雨天時の安全性を確保するために重要です。
雨天時は路面が滑りやすく、ブレーキが効きにくくなるため、ブレーキパッドやブレーキオイルの状態を定期的にチェックしましょう。
ブレーキパッドが摩耗していたり、ブレーキオイルが不足していたりすると、ブレーキの効きが悪くなり、事故につながる可能性があります。
4. まとめ
いかがでしたでしょうか。
雨天時の運転は、晴天時よりもはるかに危険が伴います。
しかし、適切な対策を取ることで安全性を確保することが可能です。
雨天時には、普段よりも慎重な運転を心がけ、安全なカーライフを送ってください。
届出済未使用車、中古車を総在庫100台
掲載しきれていないお車もございます。お得な特別パックもございますので、まずはお問い合わせください。
新車・未使用車・中古車販売、車検、整備、鈑金、保険、レッカーも全てお任せください。
株式会社フォーラムムラタ
〒945-0811 新潟県柏崎市岩上23-12
TEL 0257-24-3283
E-mail sf-murata@trattobrain